こんにちは!
競輪GP出場選手の分析、戦い方等を推測していきたいと思います。
テキスト形式になってしまい申し訳ないですが、ご容赦を。
私個人の主観ですので参考程度に。
1番 古性 優作
2年連続で脇本選手と連携になる古性選手。
実績的にはこのラインが一番で、最も別線からマークされるラインとなりそう。
脇本選手は8番手まで引いての仕掛けになると思うし、去年同様の仕掛けになりそうで
古性選手としては早めの巻き返しを脇本選手に願うばかりか。
本人も以前言っていたが、調子の波が少ないのが古性選手の最大の長所で常に100%に近い状態でビッグレースにも参戦してくる。
昨年は松浦選手の番手戦により近畿勢に展開が向いた感じがあったが、今年は縦足勝負になりそうで脇本選手が4コーナーで外に浮くことがあれば中割りも狙っていそう。
バランス感覚も突出しているし、他の選手を弾いての台頭は十分。
今年はタイトルを3つ獲っての参戦だけに実力、勢いともに一番の選手。
2番 佐藤 慎太郎
競輪ファンならみんなが好きな選手。
ガハハでおなじみの佐藤選手だが、最後に走った競輪祭では最終日に古性選手の捲りを差しての一着と立て直していた印象。
スピードバンクになるとやはり年齢の壁は若干感じるが、今回は冬の立川ということもありバンクは重たそうだし、深谷選手もいることで流れがある程度速くなりそうで小倉よりは脚的には合っているか。
先行宣言の新山選手の番手があるだけに展開的には優勝には一番近い存在。
だが、三番手には必ず別線がいるし、どう三番手からの仕掛けに合わせるかがポイントになる。
2.3着には入れたい選手で外々踏むタイプが多いだけに本格マーカーの佐藤選手が突っ込むコースは多いはず。
年齢を感じさせない走りをみたい。
限界?気のせいだよ!Tシャツを着てGPは観戦したい。
3番 松浦 悠士
ゴールデンコンビが今年のグランプリで復活。
清水選手との連携実績は抜群だし、性格的にも脚質的にも松浦選手が番手のほうがラインとしての厚みは増す。前節の別府記念の決勝で落車をしてしまったのが少し不安材料だが、本人も大丈夫とのコメントを出していたし影響はそこまで大きくないとみていきたい。
だが、前節までの調子だと絶好調にはまだまだといった印象で上積みがどこまであるか。
清水選手がどこから仕掛けるかが焦点になるが、6番手より前は取れそうだしスローの展開になると松浦選手も内を切り込む展開は頭にありそう。
清水選手が仕掛けていき、佐藤選手あたりのブロックで外に浮くと同時に切り込んで。
単騎勢もいるし、長い距離を清水選手が踏もうとすると新山選手とバッティングしてしまうので中国勢としては戦いにくいGPになりそうで。
松浦選手は負け戦でも貪欲に走るし、素直に応援したい選手。
4番 眞杉 匠
今年大ブレークした眞杉選手。
G1を2勝しており、まぐれとは言わせない力を証明した1年だった。
眞杉選手の最大の長所は航続距離が長く、さらに横の動きもできるというところ。24歳という若さでこの完成度は今後関東を引っ張っていく選手になるだろうし、ポスト平原としても期待できる。
今年のグランプリでは眞杉選手の位置取りがかなりポイントになってくるとみている。
佐藤選手の後ろあたりにいられれば一瞬のキレは新山選手よりもあるし、単騎なので別線も入れる可能性が高い。脇本選手が初手で前に行くのか後ろに行くのかで展開はガラッと変わってくるが、清水選手よりは前に位置したいところ。
個人的には眞杉選手が今年のグランプリではカギを握る選手だと思う。まだまだ若いし、楽に戦えるという点でも精神的に有利か。
5番 深谷 知広
昭和、平成の先行選手の雰囲気漂う深谷選手。個人的には競輪界で一番好きな先行選手で単騎だろうとしっかり力を出し切るタイプ。眞杉選手と同様にカギを握る選手でここの単騎カマシがあるとレース展開は大きく変わってくる。記憶に新しい人もいるとは思うが、小田原記念で深谷選手が単騎でジャン前先行で押し切って優勝したレースのようなことをやってきそう。
その展開になると山口選手や眞杉選手が追走していきそうだが、誰も追わないと新山選手が第二先行になりそうでここが追いつくのかどうか。近況は番手戦も増え、自在性が意外と高かい深谷選手だがこの選手は大舞台ではしっかり力出し切るタイプだし小細工なしのレースに期待。浅井選手、山口幸二さんを優勝に導いているし今度は深谷選手が勝つ番か。
史上最速でのG1制覇から10年余り無冠の深谷選手、後ろのために走る素晴らしい選手だけにそろそろ報われてほしい。
6番 山口 拳矢
山口幸二さんの息子さんとしてお馴染みの山口選手。父子GP制覇が期待される存在で達成すればおそらく史上初なのではないか。深谷選手に共同記者会見で「うしろつく?」と聞かれていたが単騎で戦う模様。おそらく後ろにつけば深谷選手は先行まであったと思うが、親子連携は幻になった。
山口選手も眞杉選手と同じスタンスで戦っていきそうだが、眞杉選手よりも位置取り重視していきそうで新山選手が逃げての3番手あたりにいそう。別線捲ってきての佐藤選手がブロックした内側も狙っていそうでしゃくっていく展開はありそう。もしくは深谷選手が単騎で仕掛けたときの後ろにいそうで、その展開になると山口選手としてはチャンスがありそう。
格的にはこのメンバーでは見劣りはするが、展開面ではチャンスがありそうでモノにできる力はあるので一瞬のスキを見逃さないレースに期待したい。
勝ったらお父さんが泣いちゃいそうですね(笑)
7番 清水 裕友
GP常連選手が帰ってきた。
清水選手は先行力、番手のうまさ共に輪界トップクラスで完成された選手。相性抜群の松浦選手との連携でもあるし台風の目になるならここか。清水選手が捲りに構えるのか、はたまた奇襲先行があるのかで展開は大きく変わってきそう。清水選手は佐藤慎太郎選手に憧れて競輪を始めているし、ここに飛びつくよりは自力での勝負になりそう。脇本選手よりは前の位置で打鍾は迎えられるとは思うが、そこから脇本選手に併せながら新山選手の先行を乗り越えられるのかは微妙なところ。眞杉選手や山口選手も前にいそうなのでそこの仕掛けにうまく乗りながら追い込むという形がベターになりそう。
中団は手堅く確保できそうなのでそこから本番ではどこまで捲りが進んでいくか。
8番 新山 響平
先行でGP制覇したいとも言っていた新山選手。GPでの先行逃げ切りはなかなか難しいものだが、今回は仕掛けてくる選手が限られているので新山選手としては仕掛けやすいか。先行体制に入りながら深谷選手の単騎ガマシなどがあっての番手すっぽりが一番優勝には近いが、オーソドックスに先行していく形をまずは狙いたい。番手の佐藤選手が2番車だし、スタートで古性選手が行くこともありそうだが、どちらにしても脇本選手は引いての仕掛けなので新山選手が打鐘では風を切っているか。どのラインにも仕掛けがなかった場合、先に仕掛けてくるのは眞杉選手や深谷選手の単騎勢になりそうでそこにうまく合わせて行けるかどうか。佐藤選手も3番手からの捲りに仕事をするのは難しいところで新山選手としては佐藤選手が仕事できるスピードまで入れていないと勝負はできないか。逆にほぼ先行一車のような番組なのでかかってしまえば誰も仕掛けてこない展開も。
今年のグランプリではカギを握る選手の一人。
9番 脇本 雄太
ご存知輪界最強の選手。
今年の後半戦で落車してしまい、かなりの大けがを負ったが復帰してからのレースでは8割くらいには体調を戻していた印象。
捲りがハマったときの破壊力はこの中でも飛びぬけているし、深谷選手の仕掛けなどがあって隊列が短くなる瞬間があれば捲り一撃は十分。おそらく今年も1番人気になると思うし、古性選手とのワンツーが見られる可能性は非常に高いと思う。ロング捲りで反撃していき、新山選手がかかってしまう前に捉えるのが最も良い仕掛けだと思うが、脇本選手は構えてしまうこともあるのでそうなると冬の立川で届いてくるのかどうかは微妙なところ。単騎勢が3人前にいるとなると3.4コーナーあたりで外々回される可能性もあるので展開がかなり重要になりそう。脇本選手が自分で展開を作っていくことがあれば一番近畿勢にも有利な展開になると思うが、先行勝負しか考えていない新山選手に挑んでいくのかが焦点。
去年は松浦選手の初手からの番手戦があり、新山選手を捉えられたが、今年はどうなるか。。
以上、グランプリ出場9選手の特徴、戦い方でした!
また何か要望があれば逐一ブログにしていきます。
今日はここまで!
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