★チャレンジ(A級3班)のレース特徴★

今回はチャレンジ(A級3班)のレースについて考える。
まず、チャレンジの位置づけとしては競輪界の階級で一番下の部類。
そのことを頭に入れながら、レース特徴と負けにくくするための見方を解説していく。

【チャレンジ戦の特徴】

・基本的に代謝(引退勧告)がもかかっているので自分本位のレースになりやすい
・若手新人選手とベテランの調子を落としている選手などが同時に走るため力の差が大きい
・若手同士けん制し合うとスプリント戦のようなレースになり、レースに参加できない選手が出てくる

この3つの特徴を要約すると、若手新人選手主導のレースになるということ。
突出した若手がいると9割近い確率でその若手が勝利するので紐選びのようなレースになる。
1着を目指して各選手も走っているとは思うが、そもそも力が違いすぎるとベテラン選手は
点数を稼ぐために2着、3着を狙いに行く選手も多くみられる。
では、確実性をとりにいくのにはどのようなレース、選手を狙えばいいのかをみていく。

【レース選定】

はじめに確実性を取りに行くのか、配当を狙いに行くのかでレース選定は変わってくる。

・確実性を取るパターン
 
確実性を取りたいときはスタートを取る選手が突っ張って押し切る力があるかどうかを見る。
有名どころでいうと新山選手や深谷選手になるが、別線を動かさないで完封する力がある選手かどうかを確認。
番手選手がしっかり追走できるタイプかどうか。
このパターンに当てはまるレースは2倍や3倍などの人気になるが、その分オッズに見合った確実性もある。
安すぎる場合には要注意。

 
・配当妙味を狙うパターン

これは若干難易度は上がるが、人気している新人選手の負けパターンや番手選手の離れを狙うやり方。
新人選手は力関係がオッズに反映されにくいのでレース運びがうまくない選手や長い距離をしっかり踏めない選手を外して狙う。
また、A級2班から降格したばかりで点数が高く出ている選手が負けるところを狙うと思わぬ配当のことも。
その時には力関係を早い段階で決めつけて狙うことも重要。
この狙い方が競走得点に反した思わぬ配当を生む、ひずみが生じるところでもある。

【代謝(引退)をかけた戦い】

①2期連続で競走得点が70点未満
②通算3期の平均の競走得点が70点未満
③②の下位3名

半年に一度この条件に当てはまってしまう下位30名が強制的に引退となってしまう。
競輪という競技の質を保つ上で仕方のない制度だが、この制度に引っ掛かりそうな選手が
思わぬ力を出すときがあるのがチャレンジ戦の醍醐味でもある。
競輪にはラインがあるので代謝間近の選手のために若手が先行して着を取らせることがあったりと
人情味あふれたレースになることがある。
代謝ボーダーラインの選手を探すことで実力以上の目に見えない力が作用することで
配当に結びつくこともあるので調べてみるのもあり。

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【まとめ】

・チャレンジ戦は力の優劣が他の級班よりもつきやすく、点数以上の力関係に注意しないといけない。
・車券を組み立てるうえで固めなのか、穴目狙うのかを分けて考える
★特に若手はレースを見て仕掛けきって押し切る力があるのかどうかの見極めが大切!

本日はここまで!!

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